同意管理プラットフォームに関する学術論文を投稿しました

同意管理プラットフォームに関する学術論文を投稿しました

2020年4月13日

DataSign単独で初となる学術論文を、情報処理学会セキュリティ心理学とトラスト(SPT)研究発表会に投稿しました。

「Cookieを受け入れますか」のようなポップアップに代表される同意管理プラットフォーム(CMP: Consent Mamagement Platform)が現在多くのサイトに導入されています。この論文では、日本におけるCMPの広がりと、実際にCMPがウェブサイト上でどのように動作しているのか?利用者の画面操作と内部の動作に違いはないか?正しく動作させるために注意すべきことは何か?といった研究内容をまとめました。

この研究から

  • 日本のウェブサイトでもCMPの導入が増加している
  • しかしながら既存のCMPの約65%は、利用者による画面操作と内部挙動に齟齬があり、正しく動作していない可能性がある
という主要な発見がありました。この研究に関する情報は、DataSignのブログ等でも発信していく予定です。

DataSignにおいてもパートナー企業と同意管理ツールの提供を開始していますが、科学的に公正な立場からCMPが正しく動作するウェブサイト環境の普及に努め、ウェブサイト利用者のプライバシーが尊重され、サイト運営側にとってもCMPがウェブサイトの付加価値になるように努めていきます。

論文情報

国内ウェブサイトを対象とした同意管理プラットフォームの実態調査

坂本 一仁、室園 拓也、太田 祐一

第111回グループウェアとネットワークサービス・第37回セキュリティ心理学とトラスト合同研究発表会

2020年5月14日(オンライン開催)

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