DataTailor社提供の同意管理ツールに技術協力

DataTailor社提供の同意管理ツールに技術協力

2020年4月1日

INCLUSIVE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:藤田誠、東証マザーズ:7078、以下INCLUSIVE)の100%子会社であるDataTailor株式会社(以下「DataTailor」)は、株式会社DataSign(本社:東京都港区、代表取締役:太田 祐一、以下、DataSign)より、技術提供を受け、Dataの取得/利用に関する透明性を高め、ユーザーからの同意状況を管理するPMC(Privacy Management for Consumer)(以下、本サービス)を2020年4月1日よりサービスをローンチすることといたしました。

“Data is the new oil“(データは新しい石油)と言われるように、世界を見渡しても、産業の発展のためには非常に重要と目されているものです。しかしながら、これまでは、個人は「自分のデータが誰に使われているのか?」を知ることや、「勝手に使わせたくない」というアクションを取ることができませんでした。これらのデータをそれぞれの事業展開に活用するGAFAなどの大手プラットフォームなどにより、データは個人の知らないところでその利用を独占されていました。

日本においても、求人サイトが求職者の知らないところで、個人の同意を得ずに個人を特定して、採用活動のために提供するなどの問題が起こり大きな問題となる事象が発生しました。また、多くのサイト運営者においては、個人に対して事前にデータの活用状況を通知する意志があっても、実装作業の煩雑さもあり、プライバシーポリシーやデータ活用についての同意取得が後手に回る等、潜在的な課題も多く発生しているものと想定されます。

DataTailorとDataSignは、データ流通の安全性を高め、個人ならびにサイト運営者双方がDataの価値を正当に享受できる環境を整えるためには、データの取り扱いに対して、各社が倫理観を持ち、個人に安心感・信頼感を持って個人に対して通知を行い、必要に応じてデータ活用の承諾を得ることが必要と考え、本サービスの提供を開始することと致しました。

本サービス(PMC)が提供する機能

1.オンラインプライバシー通知機能

 本サービスは各サイトに設置されたJavaScriptのTagでどのような通信が発生しているのか?を解析し、個人情報となり得るCookieを利用している可能性のあるプラットフォーマ―のプライバシーポリシー/オプトアウトを自動で検出し通知します。この機能により、個人にとっては希望しない形でのDataの活用を回避する機会が提供されます。サイト運営者にとってはプライバシーポリシー/オプトアウト通知が自動で更新されることで、新たなサービスを導入した場合においてもポリシーを更新する工数を大幅に削減する事が可能です。これによりサイト運営者は小さな負担で個人に適切かつタイムリーなプライバシーポリシー/オプトアウトの通知が可能となります。

オンラインプライバシー管理

2.同意管理機能(CMP/Consent Management Platform)

上記のオンラインプライバシーポリシーでの自動抽出機能を応用し、サイトに来訪するユーザーに対して、データ取得の同意自体も取り付けることが可能です。これらの対応は、欧州ではGDPRが制定されており、必須化されています。日本においても昨今の事例や適切な規制の在り方についての議論が活発になされている領域でもあり、個人の適切なデータの利活用に関する注目が高まっていることから、本機能の開発と提供を実施することといたしました。(同意管理機能については、本邦だけでなく、GDPRやCCPA対応での実装も可能です。)

同意管理

DataTailorは、本サービスの提供をDataの倫理・信頼性を高めるための第一歩と捉えて、Dataの適切な利活用を軸とした、次世代技術やインターネット産業の発展のために、適切なData活用の基軸を提言し、整え、普及を推進して参ります。

[DataTailor株式会社 会社概要]

設立    :2012年6月
代表者   :代表取締役 藤田 誠
本社所在地 :東京都港区南青山5-10-2 第2九曜ビル3F
公式サイト :https://www.datatailor.co.jp/about

[株式会社DataSign 会社概要]

設立    :2016年9月
代表者   :代表取締役 太田 祐一
本社所在地 :東京都港区南青山2-13-2
公式サイト :https://datasign.jp/

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