毎週木曜日に配信している「データサイン・ランチタイムトーク」の模様をレポートします。当記事で取り上げるのは以下の配信です。
- 配信日:2023年12月28日
- タイトル:2023年ランチタイムトーク振り返り
- スピーカー:データサイン 代表取締役社長 太田祐一、ビジネスディベロッパー 宮崎洋史
164回目のランチタイムトーク
この日のランチタイムトークは、2023年最後の配信でした。
ランチタイムトークは毎週木曜日の昼時間帯に、DataSign(データサイン)のメンバーが気になる話題をトークするウェブ番組として2020年4月に配信を開始しました。この日(2023年12月28日)の配信を含めると、約4年間の配信回数はトータルで164回を数えます。
取り上げるテーマは、国内外のプライバシーテックの話題や、次世代のインターネットやウェブをめぐる産業や技術の動向、社会や法規制の状況など多岐にわたります。MyData Japanなど関係団体を通じた活動内容もお伝えしています。ゲストに専門家をお招きし、テーマを深く堀り下げる企画もあります。
加えてデータサインが開発・提供するツールなどを活用し、ウェブサイトの現状を可視化/分析したり、プライバシーポリシーの新旧比較を行ったりと独自の視点を盛り込んでいるのが特徴です。
2023年のランチタイムトークは、この日を含め、計41回配信されました。ランチタイムトーク配信後のアンケート調査には2,822件のご回答をいただき、ありがとうございました。
国内外の動向をキャッチアップ
アンケート調査結果のうち特に好評だったのは、2023年9月7日配信の「OWND Project」でした。OWND Projectは、令和4年度「Trusted Webの実現に向けたユースケース実証事業」に採択された1社、データサインが実証事業に取り組むなかで蓄積した知見や成果をオープンソースの形で進展させるために立ち上げたプロジェクトです。その概要をはじめ、開発の方向性、標準技術に基づく他社サービスとの連携、プロジェクトへの参加呼びかけなどを行いました。
2023年6月には電気通信事業法の一部を改正する法律(改正電気通信事業法)が施行されました。ウェブサイトを運営する企業などに外部送信規律への対応が義務付けられることになりました。2023年7月20日に配信した「外部送信規律では伝わらない理由と伝える方法」では、企業が法対応をスムーズに進めるための3つのポイントを紹介しました。
これからもランチタイムトークをお楽しみください
一方、国外に目を向けると、欧州では近年パーソナルデータ関連の法制度や技術仕様の整備が進んでいます。そのねらいや、個人や企業にどのような影響があるのか、ランチタイムトークでは複数回にわけて解説しました。また、欧州だけでなく、世界の中で存在感を増すインドのデジタル個人情報保護法にも触れました。
ランチタイムトークのサマリーは弊社サイトで公開するレポートからご覧になれます。なお、配信番組中にはレポートには公開されない、ここだけの話が飛び出すかもしれません。
ランチタイムトークでは引き続き、デジタルマーケットをウォッチし、気になる話題を取り上げていく予定です。これからもお昼休みのひと時にお楽しみください。ご視聴のご登録はこちらからどうぞ。配信内容はX(旧Twitter)でも告知しています。