株式会社DataSignの提供するPDS内蔵情報銀行「paspit」のOEMである「paspit for X」が、株式会社インテージが提供するパーソナルデータ活用実証環境「DATAMeRise®」の基盤技術として採用され、サービスのテスト提供が始まったことをお知らせします。
DATAMeRise®とは
DATAMeRise®は、消費者がパーソナルデータ（プロフィールや購買履歴、視聴履歴等）を保存し、本人同意のもと、パーソナルデータ活用を図る事業者へ提供することを可能とするサービス環境です。
事業者は、DATAMeRise®を活用することで、パーソナルデータに基づき、消費者一人ひとりに最適化した製品やサービスを開発・提供することが可能になります。
テストサービス開始時において、約400名の消費者登録を見込んでおり、1万人を目標に順次拡大予定です。また、取得可能なパーソナルデータの種類は、位置情報や、食事や旅行などにおける画像情報の取得などへも拡充が予定されています。
DATAMeRise®の参加モニターは、スマホアプリ（iOS、Android）をダウンロードし、テストに参加します。
なぜ paspit for X が基盤技術として選ばれたのか
パーソナルデータを用いた取り組み・検証を行うことは、昨今の情報の取り扱いに対する認識の変化に対応するためのハードルが年々高くなってきています。利用目的に応じた本人同意の取得や、本人からの撤回要求にこたえる仕組み、企業向けに必要な情報を権限に応じて閲覧できる管理画面の開発など、セキュリティだけでなくプライバシーに配慮した取り扱いが求められます。
paspitは、情報銀行の通常認定を取得した唯一のサービス（2020年11月11日時点）であり、この仕組みをOEMで提供する paspit for X がパーソナルデータ活用のプラットフォームとして最適であると判断されました。
※ 情報銀行認定とは、総務省・経産省が公表する「情報信託機能の認定に係る指針」に沿い、一般社団法人日本IT団体連盟が事業者・サービスを認定する制度です
今後の展開
DataSignは、ビジョンとして「だれもが公正に安心してパーソナルデータを活用できる世界の実現」を掲げています。paspitはビジョン実現へ向けて中核となるプロダクト・サービスです。今後も、情報銀行へ参入する企業や、個人中心のパーソナルデータ活用に取り組む企業へ対して、paspitのOEM「paspit for X」を積極的に進める計画です。
株式会社インテージ
株式会社インテージ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：檜垣 歩）は、「Create Consumer-centric Values ～ お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指す企業です。
paspit for X
DataSignが開発した情報銀行プラットフォームです。
情報銀行の通常認定を取得したpaspitをその基盤とし、個人中心のパーソナルデータ活用に取り組む事業者様へOEM提供しています。 paspit for X を導入することで、セキュリティ・プライバシーに配慮したパーソナルデータ活用を推進することができます。